手話の勉強法

 仕事の都合で4月から手話を勉強しています。つまりもう3ヶ月勉強していますが、なかなかうまくなりません。仕事がら聴覚障害者と接する機会は多いのですが、手話で話しかけても
「?」
という感じで首をかしげられるばかりです。
 何度も挫折しかけたのですが、手話を勉強していると言うと受けがいいのです。両親にも友達にも感心され、励まされました。その度に単純な私は止められない気分になります。
 最初は職場の勤務時間終了後の勉強会からのスタートでした。参加者はほとんどが手話は初めてという話だったので安心していたら、全然初めてでなく、私から見れば中級レベルの人たちばかりでした。定型発達者は嘘つきなので
 初めて→中級
 少しできる→上級
 好きだけど下手→通訳レベル
くらいに翻訳しなければ混乱を招くことになります。そういう訳で職場の勉強会はレベル高過ぎでした。今後も参加しようとは思いますが。
 次にNHKの「みんなの手話」という番組を見てみました。初心者から上級者まで見るので意外と難しかったです。しばらく見た後本屋でテキストを購入しました。
 私がこのテキストを購入して最初にしたことは、巻末掲載の五十音の指文字を覚えることでした。上に書いた職場の勉強会でも最初に指文字の暗記をさせられたからです。それが手話の基本だと信じていました。
 毎日一生懸命練習しましたが五十音の順でしかできるようにならず、しかもちっとも楽しくありませんでした。何かに似ています。高校時代初めての化学の授業で元素記号の表を暗記させられた時のことです。私は中学まで大好きだった化学が一気に嫌いになってしまいました。
 このままでは手話が嫌いになると考え、指文字の暗記はひとまず中止しました。
 今はNHKのテキストのトピックと単語を第1課から地道に覚えています。番組も毎週見ています。最後の課まで行ったら指文字にももう1度挑戦しようと思います。

NHK みんなの手話 2015年7~9月 (NHKシリーズ)

NHK みんなの手話 2015年7~9月 (NHKシリーズ)