マイベーシックパンツ編

 スカート派の私にとってパンツは苦手なアイテムでした。短足の私はフルレングスだと裾を切ってもらわなければならず、もっと切ってくれと頼んでもこれ以上切るとおかしいと言われて切ってもらえず、裾を引きずる形になった苦い思い出があったからです。
 なぜそうなったかというと、今思うとですが、ウエストのサイズが合ってなかったのでした。
 私は上半身はMサイズ9号ですが、下半身はSサイズ7号です。説明するのが面倒くさいので上下ともMサイズ9号で済ませていました。なぜそんなに面倒くさいかというと、ショップの店員さんは
「上下違うサイズの場合は下が大きい」
という常識で凝り固まっており、逆であることをなかなか理解してくれず、やっと理解しても在庫の関係で9号を勧められることも多かったからです。
 スカートはサイズが大きくても
「腰で履くタイプ」
ということにしてごまかせますが、パンツは合っていないとずり落ちておかしいことになります。それに気づいてからは、店員さんに何と言われようと
「サイズだけは妥協しない」
と決めました。店員さんが9号を勧めるのにかたくなに7号にこだわる人ってイタい、という印象だったのですが、イタくて結構、くらいの勢いでいかないと後悔するのは私です。
  参考:昔履いたオニヅカ様「ジャストサイズの洋服だけが生き残る
 さて、サイズが合ったところでもう1つこだわりたかったのは、スカート編でも書いたように
「オールシーズン履けること」
でした。
 しかし何軒かショップを回って
「オールシーズン履けるパンツはない、あってもオシャレではない」
と結論づけました。
 夏物のパンツは黒、こげ茶、ベージュ、黒のドット模様があるので、しばらく着回してみて
「マイベーシック」
に進化してくれるか様子を見ることにしました。冬物は秋口になってから考えましょう。