結婚できるのか

 ゴールデンウイークに実家へ帰る時、新幹線の中で暇つぶすための本を買おうとブックオフに寄って、この本の最初の数ページを立ち読みし、あまりに面白かったので買ってしまいました。婚活の怖さ、大変さがコミカルに、かつ若干の恐怖心を伴いながら伝わってきます。
 こんな本を買ったということは、私は少しは結婚に対して興味があるのでしょう。万一結婚することになったら、リアルに考えると、精神科に3週間に1回通院し、毎日薬を飲んでいるので、発達障害であることは言わないといけないでしょう。
 もし相手の男の家族と同居となったら家族にも言わないといけないでしょう。精神科に何年も通院して薬まで飲んでいる嫁を受け入れてくれるでしょうか。
 同居とならなかったとしても、相手の家族とうまくやっていくだけの社交能力が必要です。上の本を書いた作家の人は、人脈豊富で、度々ホームパーティを開くなどかなり社交的な人です。私はというと、女友達の家に遊びに行くだけでもダメダメです。結婚相手の親族とのつき合いなど私にできるんでしょうか。
 この本の中でも結婚によって長年の生活習慣が変わること、相手の家族との関係に対する不安が語られています。
「人は慣れる」
ということも。私も慣れるでしょうか。
 恋愛だけなら発達障害であることは伝える必要はありませんが、結婚するなら伝えないといけないでしょう。そのために親戚づきあいなどが難しいことも理解してもらう必要があるでしょう。長くつき合って結婚しようという段階になって発達障害のことを打ち明けるのは、先方からすると
「ずるい、もっと早く言ってよ」
とならないでしょうか。
 結婚したい気持ちは皆無ではありません。しかし恋愛と違い結婚となるといろんな問題が出てきて、考え始めると意気消沈してしまいます。