後悔しない生き方

 はてなダイアリーのお題が「秋の夜長は読書とブログ」だそうですが、季節柄か私の個人的な悩みのせいか、読書記事が続きます。
 今の仕事は自分に向いているけれど、苦痛を伴う、この仕事をずっと続けるべきか、転職するべきか、という悩みを引きずりながら、この本を手に取りました。今利用している「朝活手帳」、今年11月から利用予定の「夢をかなえる人の手帳」と同じ出版社で、これらの手帳の考え方と共通する内容です。
 1日1日を大切に生きるという難しさにへこんでいました。毎日の仕事が少しも楽しくないからです。仕事以外の時間を充実させようと、資格の勉強をしたりジムに通ったりしてみましたが、余計仕事が辛く、勤務時間が長く感じられました。この年で、こんな理由で退職するなんてぜいたくだ、と自分に言い聞かせてきました。
 この本は意思決定の基準として2つの質問を投げかけます。
「もしそれをすれば(または、しなければ)後悔することになるか?」
「もしそれをすれば(または、しなければ)後悔を避けることができるか?」
今の仕事を65歳まで続け最後の日を迎えることができたならば、私は達成感を持つことができ、後悔はしないでしょう。しかし途中で解雇されたなら
「好きな仕事に変わっていればよかった」
と後悔するでしょう。
 ならば転職したらどうでしょう。失敗するかも知れないし、しないかも知れません。失敗したら後悔するでしょう。失敗しなかったら後悔しないでしょう。つまりこれだけでは答は出ないことになります。
「その選択をした結果失敗しても後悔しないか」
が次の判断基準となります。その結果
「転職して失敗する」
よりも
「転職しないで失敗する」
方が後悔が大きいと判断するに至りました。
 転職して失敗したら、また新しい仕事を探せばいいのです。見つからなかったら、餓死すればいいのです。死を覚悟するならば何も怖いことはありません。
 この前派遣の仕事の連絡があったことを考えると、現時点で仕事がなくて餓死しなければならない事態になることは考えにくいです。楽観的過ぎるでしょうか。しかし50代で解雇されたら真剣に餓死を意識しないといけないでしょう。それは今の仕事でも新しい仕事でも同じことです。同じ餓死するなら好きなことをしたいです。
 人は好きなことをするために生まれてきたのだ、と思わせてくれる1冊でした。
 しばらくは在職状態のまま転職活動をしたいと思います。来年の1月には長く勉強してきた資格試験本番があるので、それが終わったら4月からの契約更新をどうするかちゃんと考えたいです。

後悔しない生き方 人生をより豊かで有意義なものにする30の方法

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