自閉症は漢方でよくなる!
私も医師の処方で漢方薬使っています。将来的には西洋薬をやめて漢方薬とサプリメント、食事療法(牛乳小麦粉なるべく抜き食)で治療していきたいと思っています。
治療というと
「自閉症は治りません」
という人がわきそうですが、緊張による睡眠障害とか、精神的に落ち着かないとかそういうことには効果的だけれど、空気が読めるようになったり、うまくコミュニケーションを取ることができるようになる訳ではないです。それは西洋薬でも同じなんですけど。
そういう部分は教育の分野なのでしょう。発達障害には医学の領域と教育の領域があって、私も随分研究を重ねて定型発達者の受け取り方など理解したつもりですが、コミュニケーションをうまくかわすことができるようにはなかなかなりません。いつかそこにたどりつくのかわかりませんが、一生勉強です。
世間的には教育の方が簡単そうに思われていますが、頭の中で文章を作ってから話すとか行動するということが実際のコミュニケーションの場では難しいため、実践できないのが現状です。
さて、本の方ですが、印象に残ったことをずらずら書いていきます。
- 自閉症による知的障害と普通の知的障害は違う(前者は漢方による治療と療育により発達する可能性を持っている)
- ADHDと自閉症は違う
- できるだけ早く漢方を始めることによって教育的な効果もある
- 劇的な効果を期待しないで欲しいが、何となくラクになる、という部分はある
2ですが、ADHDと自閉症が混同されている現状には私も疑問を持っていたので、腑に落ちる説明でした。ネットを見るとADHDとASの合併症(診断名はASになる)と診断されている人がとても多いのに驚きます。合併症というケースがないとは言いませんが、基本的には別な障害だと私は考えています。
この書籍にも、合併症はほとんど見ない、とあります。自閉症には漢方が効きますが、ADHDには別な西洋薬があり、そちらは自閉症には効かないそうです。つまり治療法が違うのです。
漢方の話よりもそちらの方が印象的だったので記しました。もちろん漢方治療の実績についても詳しいですが、それはタイトルに集約されているので解説は必要ないでしょう。私も漢方で楽になった1人です。治療法の1つとして世に知られることを願います。
- 作者: 飯田誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/10/21
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