稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?

 この本を立ち読みして長財布を買い、ちゃんと買って読もうと1月2日、近くのブックオフに行きました。2割引セールをやっていました。普通の本屋ならともかくブックオフで都合よく欲しい本が売っているかな、と心配だったのですが、探しているうちに
「絶対ある、私の今年の運はここにかかっている」
という確信が芽生えてきました。
 ビジネスコーナーで目を皿のようにして探してもなく、さすがにあきらめかけました。
「いや、ここで運を使わなくてよかったのだ」
と負け惜しみを考えながら奥の文庫本のコーナーに移動しようとしたら、あったのです。
「注目の本」
というコーナーに。びっくりしてすぐ買いました。ごく最近出版された本でもないのに、こんな所にあるとは思いませんでした。いや、思いました。私は信じていたのですから。そういう訳で、この本は私の今年の運の象徴だと思っているのです。
 さて、この本の情報はタイトルに集約されています。長財布を使うと金運が向上するという主張です。だから私は前の財布がクタクタになって買い替えようとした時、まよわず長財布を選びました。
「どうせ買うなら」
という程度ですがこの時点ですっかり洗脳されています。
 本まで買ってしまったのは、その方が金運が上がりそうな気がしたからです。本には金運の上がる財布の取り扱い方が詳しく書かれています。ネタバレにならない程度に少しだけ書くと、例えば
「財布の中をレシートやポイントカードでいっぱいにしない」
などです。
 これまでの財布は、レシートとポイントカードでパンパンでした。しかし本書を参考に毎日レシートを捨てポイントカードも長財布のカード入れに入る程度に絞りました。
 財布を大切にすること、入っているお金をできるだけきれいに扱うことが、金運向上に繋がるのだということはわかる気がします。
 今まで2つ折りの財布をずっと使っていたので慣れないうちは取り扱いにモタモタします。その方が無駄遣いを避けられてよいのでしょう。
 本書の中でも
「財布を変えることでお金に対する態度がガラリと変わる」
と書かれていますが、私も財布を開ける度、そこにスマートに収まっているお札に対して敬意を感じるようになりました。お札様の居心地がいいよう、財布の中をきれいにしておかなければ、財布を入れるバッグの中もきれいにしておかなくては、と毎日気を使うようになりました。
 しかし1月5日、クレジットカード紛失に気づいてしまいました。タイミングとしては1月1日に財布を入れ替えた時と思われますが、早くも金運ピンチです。大丈夫か長財布。

稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?

稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?