かみ合わない会話2

 ピザとの忘年会本番、嫌な予感は的中するものです。
ピザ「もう1つの忘年会は誰と行ったの」
私「○○さんたちとです」
ピザ「私にも声かけてくれればよかったのに」
 しまったと思っても後の祭です。お店に行くまでも話題がなくて盛り上がらない、お店についても話題がなくて盛り上がらない、絞り出す思いでこちらから振っても一言二言で終わり、キャッチボールにならない、と会社の忘年会並に針のむしろです。それは向こうも同じようです。
ピザ「普段友達とどんな話するの」
私「今どうしているかとか。あまり友達と会わないんで。・・・忘年会で普通どんな話しますか」
ピザ「あなたたちはどんな話したの。・・・誘ってくれればよかったのに」
 ここで初めて、冒頭の件をピザが相当怒っているのだと気づきました。しまった、言葉を濁せばよかった、聞かれたことには答えないといけないと思い込んでいる私の悪い癖です。
ピザ「chargeupさんて私が困っていても助けてくれない人だよね」
私「そんなことないですよ。もしかして怒ってますか」
ピザ「怒ってないよ、ただそうじゃないかなと思っただけ」
 もちろんこの後も雰囲気最悪のままで終わってしまいました。親切だったピザの変容はショックでした。困っていても助けてくれない人、という評価は本当ですが、私に助ける能力がないためです。
 もしかしたら私にわからない別な理由があったのかも知れません。忘年会の計画をした時のかみ合わない会話以降ずっとよそよそしくされていましたから。しかし忘年会などしなければ最悪の自体は免れたのにと後悔します。私はまた友人を失ってしまったのだと大いにへこみました。