かみ合わない会話

 私が同僚の1人ともめた時相談に乗ってくれた別な同僚(通称ピザ)と忘年会に行こうということになりました。
私「(日付が決まって)じゃあどこそこで待ち合わせにしますか」
ピザ「それでもいいけど」
私「(それでもいいということはよくないという意味なのか)じゃあどうすれば」
ピザ「何食べたい。私イタリアン以外で」
私「(どんなジャンルがあるんだ)フレンチとか」
ピザ「え、予算いくら」
私「3000円くらい」
ピザ「3000円でフレンチ?」
私「(まずい、フレンチって高いんだ)和食は別な忘年会で行くので洋食なら何でも」
ピザ「洋食ってどんなの」
私「私居酒屋しか行かないのでジャンルがわからないんですよ」
ピザ「居酒屋がいいの」
私「そうじゃないんですけど」
 ピザが不信な顔をしています。ヤバいヤバい。私こういう会話苦手なんですね。お互いの都合を少しずつ出し合ってすり合わせていく、みたいなの。相手がリードしてくれればいいのですが、自分の意見を出し過ぎず、相手の希望を聞き出していくのはテクニックを要します。
 こうして書き出していくと、ピザの話し方に、発達障害者と話すにはまずいポイントがいくつか見えます。

  1. あいまいな返答
  2. あいまいな質問の投げかけ
  3. 必死に絞り出した答に対する否定

 選択肢を示してそこから選ばせるのではなく、何がいいの、という質問は発達障害者を混乱させます。ピザは私が発達障害者とは知らないのですが。
 ピザと話すようになったのは別な同僚との関係に悩んでいた頃で、話題と言えばそのことでした。話題が決まっている頃はよかったのですが、今となっては緊張して何言っていいかわかりません。忘年会が不安です。