覚えていればやる

 非言語情報シリーズ第2弾。仕事上で頼み事(上下関係はないので業務命令ではない)をした時
「覚えていればやります」
と言った人を今までに2人知っています。どちらも男性ですが、こういう人はよくいるのでしょうか。
 相手が上司でも仕事を頼まれたらできるかできないかを答えるのが鉄則と思っていました。上司は命じたつもり、部下は引き受けていない、と齟齬があったら大変です。よく
「できません」
と答える新人が非難されますが、
「覚えていればやります」
よりましです。これでは全然あてにならず、別な手立てを考えることもできず、見通しが立たないからです。
 会社では、上司から部下への業務命令ではなく、同部署または他部署の同僚間での協力関係において、頼み事が発生します。私はこれが下手で、長く勤めた会社ではよく相手を怒らせました。
 もしや私の頼み方が下手だから冒頭のようなことを言われるのでしょうか。書いているうちにそんな気がしてきました。相手が男性であったのも、女性の私に命令されたようでカチンときた、という部分があったかも知れません。こう言うと昔から
「命令ではなくお願いすればいいんだよ」
と言われるんですが、私はお願いしたつもりでした。言葉づかいの問題ではなく、何かが伝わらないのです。
 周りの方の性格のよさに助けられて気づかずにいましたが、私には解決していない問題点がたくさんあります。非言語情報を受信する方は、ブログでもやってきた状況の言語化と分析による訓練と経験を積むことで少しは向上しますが、発信する方はまだまだです。