成熟とは何か

一億総ガキ社会 「成熟拒否」という病 (光文社新書)

一億総ガキ社会 「成熟拒否」という病 (光文社新書)

 それにしても近頃の新書本の多くはブログ並の釣りタイトルです。思わず買ってしまい、がっかりというのもしばしばです。この本も(自主規制)。しかしそんなことにくじけてはいけません。釣られたとしてもネタにするのは自由だからです。
 1億総ガキとはお上品ではありませんが、本当に総ガキになってしまえば日本がそういう文化になったということです。実際には大人の人がずっと多いからガキな人が問題になるのでしょう。こう書くとガキな人を肯定しているように見えますが、私もそういう文化になることを残念に思う1人です。
打たれ弱い」「他責的」「依存症」
がこの書籍のキーワードです。私は依存症はないと思いますが、打たれ弱くて他責的です。
 最近病気をしたのでもう人生も後半かと気が弱くなっていましたが、65歳まで働くとしたら(働けるとしたら)まだ私は職業人生の半分も生きていません。
 今までガキだったとしても、これから成熟していかなければなりません。成熟とはどういうことかを、釣られたのを縁として、この本をヒントに考えてみます。