小説家という職業5

小説家という職業 (集英社新書)

小説家という職業 (集英社新書)

 あまりレビューらしいことを書いていないので、最後にそれっぽいことを書きます。
 タイトルとまえがきの1行目だけ読んで買ったので、これがエッセイ集なのか小説執筆のノウハウ本なのかわかりませんでしたが、ブログのネタにはなるだろうと思って購入しました。まえがきに
「ブログなんか書いている場合ではない」
とあってどうしようかと思いました。今時小説家になりたいという人は確かにブログくらいは書いていそうです。
 14ページのまえがきは、読者が小説家志望であることが前提の書き方だったので、ノウハウ本かと思いました。ノウハウ的なことも少し書かれていましたが、この筆者のノウハウは基本的に
「作品を書いて書いて書きまくれ」
ということです。本編の大部分はエッセイとして楽しめる内容でした。職業小説家としての生き方や、出版ビジネスの裏側も描かれ、スッと読めました。
 しかしご本人はとても簡単に小説を書いていらっしゃるので、やはり凡人には真似ができそうにありません。(終わり)