小説家という職業4

小説家という職業 (集英社新書)

小説家という職業 (集英社新書)

 昔は原稿用紙と筆記用具があれば小説は書けると申しましたが、今はパソコンとプリンターでしょう。残念ながら、私のところではプリンターが故障したまま放置してあります。ちょっとしたプリントアウトならネットプリント(リンク先のサイトに登録してセブンイレブンで出力するサービス)を使っていたので不便はありませんでしたが、小説となると枚数が膨大です。
 便利なもので、ワードを開けば原稿用紙形式で書くことができます。現在も、小説を書く時は原稿用紙なんでしょうか。A4で1枚に軽く収まる文章でも原稿用紙形式にすると4枚になります。
 普通の人がこれから小説家になろうと思ったらまずは雑誌の新人賞に応募するものと考えられますが、多分原稿用紙で少なくとも30枚以上は指定されるんではないかと思います。この辺は時代の流れで改善されているかも知れませんが、上の書籍の著者がデビューした時はまだそんなでした。
 A4で8枚だと書けそうな気がしますが、原稿用紙で30枚だとかなり大変そうです。同じ量でも気分の問題です。ネットプリントを使うとしたら、白黒でも1枚20円ですから馬鹿になりません。
 原稿用紙指定だと応募は難しいだろうなと思いました。書いてもいないくせに何言ってんだということですが。