小説家という職業

小説家という職業 (集英社新書)

小説家という職業 (集英社新書)

 先日までのシリーズ記事「病気になりたい心理」の参考文献
ウツになりたいという病
の隣で平積みになっていた同じ集英社新書の本です。同じ月に発売されたのに、
「この商品を含むブログ」
の件数が「ウツに〜」とは比べ物になりません。ウツよりも小説家に興味を惹かれる人が多いのですね。
 タイトルが秀逸です。仕事していないのに本ばかり読んでいていいのか、仕事していないからこそまとめて本を読むチャンスではないか、と短い自問自答はすぐ終わりました。
 そう言われると、小説家とはどんな職業なんでしょう。小説家になりたい訳でなくても気になります。
 今小説家になりたい訳ではないと書きましたが、真っさらの本心ではありません。なれるならなってみたいけど才能がないだけです。人生かけて努力するほどの情熱もありません。長いまえがきの冒頭にいきなり
「世の中には小説家になりたい人がけっこう多い」
とあって、手に取った心理を見透かされたようで、そのまま買ってしまいました。(続く)