病気になりたい心理2

ウツになりたいという病 (集英社新書)

ウツになりたいという病 (集英社新書)

 私は今、発達障害と無関係の身体疾患で自宅療養中です。早く治したいと思う半面、いつまでもダラダラ暮らしたいという怠け心がないではありません。
 怠け心だと重々知っているので、病気になりたい心理とはまた違うはずです。ずっと病気が治らなかったらと思うとぞっとします。
 しかし全くつながりがないとも言えません。自分が最近書いたものに
「ウツっぽい」「更年期障害ではないか」
とあるのを見てショックでした。これはうつ病更年期障害になりたがる心理なのでしょうか。
 自分に都合よく解釈すると、身体の不調があった時病気を想定することで適切な処置を取ろうとすることは、ある程度の範囲内であれば正常と言えます。どこからが
「病気になりたがっている」
になるのかというと線引きが難しいです。
 ウツっぽいから病院へ行く、くらいまでは正常ですが、診断されないとガッカリする、他の医者に行く、という行動が出てくると異常になるのでしょうか。病気じゃないかと病院に行って違っていたらそれを異常行動と見なされるのではちょっと困ったな、という気はします。