病気になりたい心理

ウツになりたいという病 (集英社新書)

ウツになりたいという病 (集英社新書)

 本屋で平積みになっていたこの本のタイトルが目に入った時、真っ先に思い出したのは
発達障害になりたがる人たち」
のことでした。私自身は診断されるまで発達障害に関する知識がなかったし、自分がそういう名称がつく人だとは考えもしなかったので、わざわざなりたがる人達の気持ちがわからず戸惑いました。私だって好きでなった訳ではありません。
 発達障害だと思うことで言動を治す方向に行くならいいのですが、中には発達障害者の言動を真似るなどして、治すどころか逆効果になっている人もいるようです。ブログを始めて、発達障害者ブログのニーズというのはこういうところにもあると知りました。
 診断済の人よりも数が多いので、ネット上では無視できない勢力です。
上記のウツの本には
「仮病ではなく本人は本当に苦しんでいる」
と書いてありました。恐らく、いわゆる未診断発達障害者の人もそうなのでしょう。
 発達障害者になりたがる心理に少しでも近づけたらと考え、手に取りました。(続く)