私は差別している

 差別問題についてはネット上だけでも過去何度も議論され、いつもスッキリしないまま収束します。差別という言葉の持つ広範囲な意味が人によっても場面によっても異なるからです。私はよく
ニートのくせに労働者様に向かって怠け者だの努力が足りないだの説教する人間を絶対許さない」
と発言しますが、これは差別だと言われてもやむを得ません。そう言われたことはありませんが。
 私はニートあるいは働いていないというくくりに属する人を、他人を攻撃するかどうかで区別します。それは過去にそういう人達が私を攻撃したために残した傷あとです。
 あるくくりに属する人から攻撃されたために同じ属性の人に対して身構えてしまうようになった、という人は多いでしょう。この種類の差別は差別という名で呼ぶには違和感があります。
「防衛本能」「傷あと」
と呼んでもいいのでしょうか。
 どんなにののしられても差別してはいけない、というのが正しい考えなのは知っていますが、そこまで強くはないのです。