転職フェア

 昨日、会社帰りに転職フェアに行きました。あまり期待せず、何か得るものがあれば良いなと気楽な気持ちで行ったのですが、そこにいたのはリクルートスーツの若者の大群でした。しまった、オフィスカジュアルのちゅうねん女などお呼びではないのです。
 それでもせっかく来たのだからとエントリーシートを書いて会場内に入りました。お目当ての企業のブースは黒山の人だかりです。暇そうなブースもあったのですが、みんな考えることは同じですね。呼び込みの人がブースの外に立っていますが、私がうろうろしていても話しかけてくれません。
 こういうフェアを企業の宣伝の場と解釈していたのですが、転職フェアは来場者が宣伝しに来る場なのです。個別会社説明会みたいなものかなと間抜けな勘違いをしていましたが、面接の場だったようです。
 会社が終わってから行ったのですが、この時間だと他の来場者たちも多くは在職中でしょう。私と違ってしっかりリクルートスーツを来て髪型やメイクも整えて、それだけで完敗です。若いというだけでなく、彼らはしっかりしているのです。私と違って。
 なす術もなく会場をグルグルまわっていると惨めさがジワジワきます。私が間抜けなのが悪いんですが、自分が誰にも必要とされていない、という気分になりました。今の仕事は契約社員ですが、次に転職できたとしても契約社員派遣社員でしょう。そんな生き方をしてきて、50過ぎて放り出されたらどうなるのでしょう。自殺するしかないんだと思うと、リクルートスーツの若者たちが眩しくてたまらないのでした。